211 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/06/27(日) 20:12:52 ID:eV8+E3NP0
子供の直感ってあるよね?そんな話をひとつ投下。
住んでたアパートから70㎞ぐらい離れた所に嫁の親の実家がある。
週末は家族3人(自分、嫁、娘:当時2才)でほぼ毎週実家に泊まりに行ってた。
早く出発できれば下道、遅くなったら高速を使ってた。
仕事を終えてから準備しての出発。早めに仕事は切り上げるんだけど、やっぱり遅くなる時のほうが多い。
その日も夜8:30を過ぎていた。子供はもう寝る時間。ま、金がかかるけど高速を使っていくことにする。
嫁「○○(娘の名前)~。もうすぐおばあちゃんにあえるねー」
娘「うーん」
俺「つくまで寝て行っていいぞ。高速で、すごいスピードで行くからなー。あっという間だぞー」
娘「うーん。○○ねー。びゅーんってはしって、あっというまにおばあちゃんのおうちにつくんだー。
おばあちゃん、めっちゃよろこぶねー」
まあ、たわいもないこと言いながらインターに乗ったんだわ。と、突然娘が騒ぎ出した。
娘「はしるのやだ!すごいスピードやだ!」
ちなみにまだ合流もしていない。80キロにもなっていないぐらいだ。
214 :本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/06/27(日) 20:14:15 ID:eV8+E3NP0
211続きです
嫁「スピード出てないよ、パパ、ゆっくり走ってくれてるよ」
嫁が懸命にあやす。でも娘は全くいうことをきかない。
仕方がない。俺は高速を80キロ、嫁はチャイルドシートから娘を降ろして抱っこしながら走るという
完璧に違反を取られる走り方で進んだ。
その間にも娘は泣き叫んでいる。
娘「はしるのやだ!すごいスピード、やだ!」
俺は(まずい言い方したかな?)とおもいつつ、とりあえずサービスエリアでいったん車を止めることにした。
俺「もうすぐ休憩所だからな。ジュース飲むか?それともアイスクリームにする?」
嫁「わー、やった。パパ、車とめてくれるって、アイスクリーム買ってくれるって」
娘「きゅうけい、やだ!くるまとめるの、やだ!」
もうらちが明かない、とりあえずサービスエリアで休憩して、できれば寝るまであやすかな。ああ、今夜は長くなりそうだ。
そう思いながらサービスエリアに入る。
俺は絶句した。
サービスエリアの進入路から駐車場に入るところが、火の海だった。
車がひっくり返っている。レスキューの隊員だろうか?オレンジの消防服っていうのか?を着た男たちが走り回っている。
隊長らしいのが大声で指示を出している。ホースをもつもの、担架をおすもの・・・。
インターを進入禁止するのも間に合わなかったのだろう。とりあえずのコーンを並べるもの、交通整理を始めた男もいた。
ほんの数分前にここで大事故が起きたのだ。
休憩どころの話ではない。交通整理の誘導にしたがい、俺はそそくさとインターを出た。
娘はそれからしばらくして寝ていった。
今でもあれが何なのかはわからない。眠りたい子供が寝入りばなにぐずった。そういえばそうだろう。
しかし・・繰り返すがほぼ毎週似たような感じで高速を使っていたのだ。あんなことは初めてだった。
俺の身に起きた(自分にとっては)洒落コワです。皆さんも夜の運転は慎重に。
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